中国観音霊場二十九番札所
伯耆観音霊場十四・十五番札所
出雲國神仏霊場十番札所

大山開山1300年 〜大山寺1300年とお地蔵さま〜

古来より「だいせんさん」と親しみを持って遙拝されてきた伯耆の国の霊峰大山。手を合わせる者の祈りには優しさと共に自然への畏怖心・恵みへの感謝を抱いていたに違いありません。この山は古代には大神岳(あるいは火神岳)と呼ばれ、高く優美な山容を持つその姿から神の宿る御山として人々の信仰を集めてきました。又、海を渡って来た人々の目にもその姿は神々しく映った事と思われます。仏教が広まって来ると熊野山・金峰山とならぶ修験の聖地となり、その麓に位置する大山寺は奈良時代養老年間、寺伝では718年に出雲の国の狩人とする金蓮上人(きんれんしょうにん)によって開山されたと伝えられます。山の神と地蔵菩薩を神仏習合で祀り、時の天皇より「大智明権現(だいちみょうごんげん)」と勅宣されました。後に天台宗に列し、鎮護国家の祈願所として伯耆国はもとより国中にその名を知られ、広く信仰を集めました。時の世に翻弄されながらも江戸時代に寺領三千石、三塔に支院四十二坊を有し栄華を極めます。しかし明治の神仏分離により衰退、一時寺号廃絶にまでおいこまれますが、1903年に寺号復活、現在は三堂十坊を有しその法灯を守って来ました。大山は海に近い独立峰であり、その地形によって貴重な動植物の宝庫になっています。この近くに住まう者は山のおかげで活き活きと生きてきました。大山寺の地蔵菩薩さまはすべての生き物の生命に大きく関わる仏様です。まさしくこの御山がこの御仏体であり命の根源であるわけです。今むかえる開山1300年祭、この長い歴史は大山を愛する人々、全ての生きとし生けるものの命の連鎖です。これからもこの地に訪れる人々に本当の豊かさを感じ明日の命の輝きを養って頂くよう、そしてこの御山が心のよりどころになる事を願います。

天台宗別格本山
角磐山 大山寺 住職 大館禅雄

大山寺流引聲阿弥陀経(だいせんじりゅういんぜいあみだきょう)の復元 

大山寺は、明治の廃仏希釈により多くのものを失いました。それは目に見えるものだけではなく古くから伝承されてきた独特な法儀にもおよびます。慈覚大師 円仁(じかくだいし えんにん)(794年~864年・第3代天台座主)によって大山寺に伝えられたと言う天台聲明の秘曲「大山寺流引聲阿弥陀経」もその中に含まれます。天台聲明は、棒読みの経文に高低・緩急などのゆるやかな曲節をつけ、音楽的な旋律によって唱えられる荘厳なお経です。三千院流・真如堂流(京都)と並ぶ大山寺流の阿弥陀経は口伝により伝承されていましたがいつの頃からか途絶えてしまいました。開山1300年を迎えるにあたり、大山寺では全国より祈願されていたその信仰を復活させる為に「大山寺流引聲阿弥陀経」を復元する事は必須と考え、この度大山寺に残る古文書をもとに齊川教授に依頼、完成するに至りました。この好機に、聲明を全国各地で唱える事により開山1300年祭を伝え、人々の安寧を願う行脚として「聲明コンサート」を企画しました。ゲストとして天王寺楽所雅亮会(以和貴会)様をお迎えし聲明と雅楽の共演を開催いたします。天台聲明を初めて耳にする方にも親しみやすく広い視野で受け止めて頂ける公演になると思います。

齊川文泰(さいかわ ぶんたい)

1953年(昭和28)兵庫県神戸市生れ
吉祥山實相寺・多聞寺・大乗院住職延暦寺学園叡山学院教授
1983年(昭和58)~比叡山高校1985年(昭和60)~叡山学院でそれぞれ「法儀聲明」を担当、現在に至る。1989年よりポルトガル・フィンランド・ロシア・ドイツ・フランスなどで数十回の聲明公演を行う。近年は「魚山流天台聲明研究會」を率い、チェコのプラハ・グレゴリオ聖歌隊とのコラボレーション公演をヨーロッパ各国で催行。CD『遙聲』(ソニーヨーロッパ)他がある。

角磐山所傳 『引聲阿彌陀經』引聲作法常行三昧

よみがえる大山信仰 -天台聲明と雅楽

米子コンベンションセンター ビッグシップ 多目的ホール

2017年11月26日(日)18:00-20:30(開場17:00)

前売券:4,500円(税込)
当日券:5,000円(税込)

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その他のチケット取扱
米子コンベンションセンター ビッグシップ

主催:宗教法人 大山寺
協力:天台宗総本山 比叡山延暦寺 和宗総本山 四天王寺

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〒683-0043
鳥取県米子市末広町294 公式HP

天王寺楽所雅亮会(以和貴会)プロフィール 公演内容

後援

BSS山陰放送 TSK山陰中央テレビ 日本海テレビ テレビ朝日鳥取支局 株式会社中海テレビ放送 新日本海新聞社 山陰中央新報社 朝日新聞鳥取総局 読売新聞鳥取支局 毎日新聞鳥取支局 産経新聞鳥取支局 共同通信社米子通信部 時事通信社米子支局

四天王寺と雅楽~天王寺楽所の伝統 天王寺舞楽協会常任理事 小野真龍

皆様は「雅楽」をご存知でしょうか。もっぱら皇室行事や神社祭祀で演奏されることを耳にするので皇室や神道の儀式音楽だとお思いの方も多いと思います。しかし、実は雅楽は仏様を供養する楽舞として発展してきたものなのです。雅楽の前身は、遣隋使や遣唐使が中国からもたらした種々の外来音楽です。これらが平安貴族の趣味によって整理統合されて「雅楽」が成立しました。遣隋使を初めて派遣したのは聖徳太子ですので、太子は日本雅楽の父といえます。また、太子は、当時導入された新宗教であった仏教の儀式において「三宝(仏・法・僧)」を「蕃楽(外来音楽)」でもって供養しなさい、と宣われたと言われており、太子が建てた最古の官立寺院である四天王寺で、声明と種々の外来音楽を織り交ぜた仏教の大法会のスタイルが成立しました。現在も、太子の御霊を供養する法会である「聖霊会」(しょうりょうえ)が毎年4月22日に四天王寺六時堂前の石舞台で催され、きらびやかな舞楽が延々と披露されます。この「聖霊会(しょうりょうえ)の舞楽」は、大阪府に二件しかない重要無形民俗文化財のうちの一つに指定されています。このたびの演奏会においては、文化財である「聖霊会の舞楽」より、蘭陵王、登天楽、還城楽の三曲をご披露することになります。
さて、太子の提唱した仏教音楽の理念は、奈良時代には盛大な東大寺大仏開眼供養会に結実しました。聖武上皇や孝謙天皇をはじめ百官や貴顕が居並ぶなか、一万人に及び僧侶が唱える聲明と外来の楽舞が交互に織り成す一台ページェントであったことを、最古の舞楽法会記録である『東大寺要録』は報告しています。聲明と雅楽は音楽理論を同じくしていますので、共演することに音楽的な難点はなく、東大寺を皮切りに大寺院で舞楽法会が盛んに催されました。もちろん、天台聲明もこのたびの演奏会のようにしばしば雅楽や舞楽と共に共演をしたことでした。
さて、平安時代には極楽浄土を演出する音楽や舞として、雅楽が仏教と深く結びついていきます。また、日本古来の神道的な歌や舞も雅楽の楽器編成によって編曲され直されて雅楽の一分野となっていきます。奈良時代末期からの神仏習合の流れのなかで、本来仏教と結びついた雅楽は、神道や宮廷の祭祀や儀礼においても用いられていくのです。このような雅楽の伝承の中心である「楽所(がくそ)」は、平安時代以降、二つの都である京都(内裏)と奈良(南都)と、太子のお膝元である四天王寺の三ヶ所で形成され、雅楽演奏を代々生業とする楽家によって伝承されてきました。宮廷に仕え官位を有していた二都の楽人とは異なって、天王寺楽人は四天王寺に隷属する立場であり卑賎視されがちでした。しかし、その演奏技術は都からも高く評価され、貴重な舞の相承者の中にも天王寺楽人の名前が見えます。また、天王寺楽人はしばしば宮廷での舞楽会に招かれて演舞し、天皇から褒美を賜ったこともありましたし、天王寺舞楽を鑑賞するために鳥羽上皇など都の貴顕がわざわざ四天王寺に立ち寄ることもありました。平清盛にいたっては厳島神社を整備した際に、宮廷の舞楽ではなくわざわざ天王寺舞楽を移植しました。鎌倉時代でも、吉田兼好が『徒然草』で、天王寺舞楽は「都に恥じず」と評するほどの技量の高さが維持されていたようです。その後、応仁の乱によって都の楽人が減り、皇室祭祀での雅楽演奏が難しくなりました。この時、天王寺楽人は、正親町天皇によって取り立てられて、他の二箇所の楽所と協働して宮廷の行事にも関わるようになります。江戸幕府はこのようなシステムを制度化して経済的に支えましたので、江戸期においては、天王寺楽人は官位を持って安定的に雅楽伝承に携わりました。しかし、明治維新による天皇の東京奠都で、三方の楽家は上京して東京に一つの楽団が組織されました。これが現在の宮内庁の楽部の前身です。その結果、天王寺舞楽の伝承は途絶えかけましたが、民間団体「雅亮会」が他に支援を得ることなく継続させ現在に至っています。司馬遼太郎がその著書『十六の話』で「雅亮会」に代表される大阪町人の気風について語っています。聖徳太子が日本に据えた仏教音楽理念を受け継ぐ1400年の歴史を持つ天王寺舞楽の伝統は、現在も脈々と大阪で保持されています。この演奏会を機縁に、今後とも、天台聲明とともに、この素晴らしい太子の遺産である文化財をもご支援下さるよう心よりお願い申しあげます。

大山寺 本堂

大山寺は霊峰大山の中腹に建てられています。昔、大山は僧侶の修行の場として栄えていました。大山寺ははたくさんの国宝や古文書があります。9世紀後半、この寺は天台宗の最も重要な拠点でした。寺の住職である座主は京都の延暦寺から派遣され、ここでの修行終えた後、戻って昇格するという天台宗の僧侶のキャリアの場でした。大山寺は廃仏毀釈(仏教破壊運動)の影響を最も受け、1875年に閉鎖しました。本堂の一つは大神山神社となり仏像等も移されました。そして1903年に再び大山寺として復活しましたが、1928年に火事で焼失。寺の歴史が描かれた大山寺縁起絵巻等の重要な文化財の多くが燃えてしまいました。 現在の本殿である大日堂は1951年に再建されました。 大山寺では僧侶の元で座禅を体験することができます。※要予約 500円より
座禅お申込のご案内

Daisenji Temple

Daisen-ji is a Buddhist temple built on the slopes of Mt. Daisen and houses many national treasures and ancient documents. After the 9th century, this temple came under the control of the Tendai Buddhist sect as one of the most important of its centers in this region. The head monk, or zashu, of this temple had been sent from the Enryaku-ji in Kyoto, the headquarters of the Tendai sect. Daisen-ji was greatly affected by the anti-Buddhist movement (1868-c.1874) after the Meiji Restoration in 1868. Daisen-ji was closed in 1875. One of the main buildings became the Ogamiyama Shrine, and the Shinto related assets of Daisen-ji were removed and transferred to the shrine. Daisen-ji was allowed to reopen in 1903. In 1928 the Dainichi-do was destroyed by fire. Numerous cultural treasures were lost in the flames, notably the Daisen-ji engi e-maki - the illustrated scrolls of the history of the temple. The main building standing today was reconstructed in 1951.

大山寺 阿弥陀堂

大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物です。 平安初期に創建、藤原期に建立され、亨禄2年(1529年)に山津波で倒壊。その後天文21年(1552年)、現在の場所に再建されたといわれる室町末期の建造物です。 本尊は、1131年に大仏師良円によって造営されたと言われる丈六(2.79メートル)の木造阿弥陀如来で、見学には事前申し込みと拝観料が必要です。その両脇には観音と勢至の両菩薩も安置。建物、仏像とも国の重要文化財に指定されています。事前に予約すれば、コチラ国指定の重要文化財を使用しての貴重な座禅体験も可能です。
座禅お申込のご案内

DAISEN TEMPLE, AMIDADO

The Amida-do and other parts of the temple are designated National Treasures of Japan. If you make a reservations, you can get a lesson in Zen meditation from the temple priest; fees are 500 yen per person. 20-minute “Mini ZaZen” sessions are available at the Amida Hall for 500 yen, also by reservation only.

大山寺 霊宝閣

大山寺の宝物館。
室町時代初期のものといわれる伯耆大山寺縁起絵巻、白鳳期の観世音菩薩像、不動明王坐像や国重文の観音像四躰・鉄製厨子をはじめ多数の仏像などが展示してあります。

●霊宝閣拝観期間…4/1〜11/30 午前9時〜午後4時
※12/1〜3/31の期間は休館となっておりますのでご了承ください。

霊宝閣入館料は参拝志納金 に含まれております。
基本志納額 大人…300円 小人…200円
(団体20名様以上割引有)

年中行事のご案内

01月01日

修 正 会

国家安穏祈願
除夜の鐘は、一般参拝者の方もつく事が出来ます。

02月03日

節 分 会

除災招福祈願 家畜の祈願も行います。

 春-秋 

彼 岸 会

中日に法要があります。

04月08日

仏 生 会

花まつり
旧暦の4月8日にも甘茶のお接待があります。

05月24日

春季大祭

御輿行幸(みゆき)3年に一回
新緑をバックにくりひらげられる王朝絵巻。

08月14日

盂蘭盆会

 

08月15日

施餓鬼会

阿弥陀堂で行われます。

09月24日

慰 霊 祭

過去大山山系で遭難された方々の慰霊法要

10月24日

秋季大祭

大山紅葉まつりのメイン行事。
稚児行列・採灯護摩法会・等が行われます。

参拝・各種お申込についてのご案内

参拝志納金<霊宝閣入館料含む>

基本志納額 大人…300円 小人…200円
(団体20名様以上割引有)
参拝志納金には霊宝閣入館料が含まれております。
●霊宝閣拝観期間…4/1〜11/30 午前9時〜午後4時
※12/1〜3/31の期間は休館となっておりますのでご了承ください。

祈願・供養

家内安全等の祈願・先祖供養は、本堂にて随時行っております。
電話にてご予約頂くと確実です。
都合によりお参り頂けない方にもお札を郵送出来ます。
・志納金 祈願−5千円より 供養(1霊)3千円より

阿弥陀堂拝観

予約が必要です。
・拝観料 3千円より

座禅

少人数から団体まで受け付けております。
阿弥陀堂・本堂にて初心者の方もご指導させて頂きます。
・志納金 1人500円より
阿弥陀堂使用の場合、拝観料を頂く場合があります。
団体の志納金についてはお問い合わせ下さい。
早朝の実施も可能です。

写経

同時に20名まで可能です。
・奉納料 1千円(般若心経1巻)

ご予約・お問合せ 0859-52-2158

Access

鳥取県西伯郡大山町大山9 
9 Daisen, Daisencho, Saihaku District, Tottori

お問合せ

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